笑ってサヨナラ

とつぜん、笑ってサヨナラを聞きたくなった。

フジファブリックの曲だ。

当時フジファブリックのボーカルだった志村さんは、2009年のクリスマスイブに亡くなった。

亡くなっても志村さんの音楽はそこにここに生きていて存在している。

今だってアイフォンから流れる志村さんの声は、まさかもうこの声の持ち主はいないよなんてそんなこと思わせるわけもなく。

 

その昔、従姉妹の恋人が、自殺した。

その話を知ったのは、2009年のことだった。

恋人が亡くなったのがいつなのかは分からない。2009年より前なのは確かだ。

 

そのことを私が知った時、なぜか志村さんの歌を聞いて欲しいと思った。そんな残酷なこと出来るはずはなかったけど。※志村さんの死因が自殺かは分からないし違うだろうことは念頭に置いて

 

恋人を失った従姉妹は、母を失った私にずっと寄り添ってくれた。苦しいことに、母を失う前までは、ほぼ絶縁状態だったのだ。失って、そこから私は、得た。

今の今まで、恋人をなくしていたことを、忘れていた。フジファブリックが聞きたくなったのは、それを思い出したからだった。

 

 

笑ってサヨナラしてから

間違い探しをしていた

どうしてなんだろう 

間違い探しをしていた

 

 

私は違う

笑ってサヨナラできなかった

笑ってなんかなかった

さみしげな顔を、お互いに、それが最後だった

 

 


ここ何週間か僕は独りで色々考えてた
どうしてなんだろう 

どうしてなんだろう 

なんだろう

 

 

そう、ずっと考えてる

どうしてなんだろう

どうしてなんだろう

 

 

どうにかなってしまうかもしれない
そうなってしまうかもしれないものかもしれない
どうにかなってしまうかもしれない
そうなってしまうかもしれないものかもしれない

 

 

どうにかなってしまうかもしれないと思いつつ

きっとどうにもならないことを自分は知ってる